美誠と名コンビ森薗政崇の正体 “男子4強”に割って入るか
破竹の快進撃だ。
17日、卓球全日本選手権の混合ダブルスで森薗政崇(22)・伊藤美誠(17)ペアが準決勝に進出した。
伊藤はリオ五輪で団体の銅メダルに貢献して知られた存在だが、森薗は昨年、世界卓球で大島祐哉(23)とダブルスで銀。ワールドツアーグランドファイナルでは優勝したものの、一般的にはまだまだ無名だ。どんな選手なのか。
ラケットを持ったのは4歳。姉・美咲(25=日立化成)の影響で卓球を始め、シチズンの選手だった父・誠さんが都内で経営していた「美鷹クラブ」で練習漬けの日々を送る。いとこの美月(21=サンリツ)も卓球選手だ。
エリートの血は小学生の頃から頭角を現す。卓球の強豪校・青森山田中に進学すると、ドイツに単身武者修行へ。ブンデスリーガの練習に参加し、中3のときには4部ながら試合に出場した。明大に進んでも拠点はドイツ。現在もブンデスシーズンの9~3月をドイツの寮で暮らし、日本国内の大会があるときやオフシーズンの4~8月に帰国する生活を続けている。