世界ツアーは中国の独壇場 卓球日本選手の稼ぎはいくら?
卓球の世界選手権(ドイツ)が終わって、半月が過ぎた。ワールドツアー(WT)の最高峰で賞金とポイントが高い「プラチナイベント」(賞金総額12万ドル以上=6大会)は2月のカタール・オープン(OP)からスタートし、今週の中国OPで3大会目。今大会と先週のジャパンOPのシングルスの優勝賞金は日本円にして約260万~275万円。年間ポイント上位者だけが出場できる12月のグランドファイナル(GF)のシングルス優勝者は6万ドル(約660万円)の賞金を手にできる。
ここまでプラチナ2大会の優勝は、やはりシングルスは男女とも中国選手が独占。WTで日本選手が優勝争いできるのは中国選手が欠場している大会がほとんどだ。
年間ポイント上位者(男女シングルス各16人、ダブルス各8組)が出場するGFも中国選手の独壇場だ。過去21大会で男子優勝16回、女子18回。14年大会は日本勢が大健闘し、男女シングルスは水谷隼(28)と石川佳純(24)が優勝。女子ダブルスも平野美宇(17)、伊藤美誠(16)が勝った。しかし、この年は中国選手は欠場しており、昨年のワールドカップ女子シングルスで平野美宇が大会最年少優勝と同時に中国選手以外では初のタイトルを獲得した時も王国の選手は不在だった。