団体も6位失速 日本男子ジャンプ「強化費削減」に現実味

公開日: 更新日:

 これまで、JOC(日本オリンピック委員会)が行ってきた各競技団体への強化費配分は、JSC(日本スポーツ振興センター)に主管が移り、厳密に査定されるようになった。ロンドン五輪までは種目、男女にかかわらず、メダルを獲得すれば、競技団体のランク(特A~D)が上がり、そのランクに応じた強化費が支給された。例えば、ロンドン大会のバレーボールは、男子は出場権を逃したが、女子が銅メダルを獲得したため、Aランクにアップし、約1億円の強化費を得た。

 リオ五輪以降は大甘査定は廃止され、メダル獲得の可能性がある種目に特化して、強化費を配分。今大会でいえば、男子フィギュア、女子スピードスケートは強化費増を見込めるものの、他のスケート種目は蚊帳の外になりそうだ。スキー競技では女子ジャンプやノルディック複合の増額は確実。メダルなしに終わった男子ジャンプは据え置きか減額の可能性が高い。

 若手が育っていない男子ジャンプは強化費削減でますますじり貧だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド