2年連続打率最下位に何が 巨人小林「首位打者」浮上の珍事

公開日: 更新日:

 あの小林誠司(28)が首位打者に浮上した。

 長野で行われた24日の中日戦で定位置の8番からプロ初の7番に昇格すると、2安打を放ち、規定打席に到達。.375で打率リーグトップに躍り出た。

 高橋由伸監督(43)は「だいぶ練習してきたので、その成果が今は出ているのでは。始まったばかりなので最後まで続いてくれれば」と目を細めた。

 貧打の象徴だった。16年.204、17年.206と2年連続でセ・リーグの打率最下位。昨年の球宴で本塁打を放つと「シーズンで打て」と由伸監督に頭をバチンと叩かれた。昨年3月のWBCでは侍ジャパンの正捕手を務めながら、球団はその秋のドラフトで、育成を含めて4人も捕手を指名。「捕手は取るだろうと思っていた。そういう世界。成績も残せていないし、練習するだけ」と自身への尻叩きのようなドラフトに危機感を口にしていた。さるチーム関係者がこう言う。

「シーズンを4位で終えると、由伸監督から若手ばかりの秋季キャンプへの参加と主将の指名を受けた。若手同様、1日1500スイングの打撃特訓。コーチには『声を出して若手を引っ張れ』などと言われ、WBCに出ていようが若手扱い。かなり負荷をかけられていました」

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