華やかな大会の裏で…女子プロ「推薦出場」熾烈な争奪戦
3月に開幕した日本女子ツアーはすでに9試合を消化して、毎週華やかな熱戦が繰り広げられている。
11月末のLPGAツアー選手権まで全38試合(賞金総額37億2500万円)のスケジュールで、北は北海道、南は九州・沖縄まで全国各地を転戦中だ。シーズン中は、優勝や賞金ランク50位までのシード権獲得を目標にプレーすることになるが、女子プロなら誰でも試合に出られるわけではない。
出場資格があるからだ。
まず優先されるのは永久シード選手だ。
現役でプレーする選手は不動裕理ひとり。次に前年の賞金ランク50位までのシード選手。この51人は日本女子オープン、TOTOジャパンクラシック、LPGAツアー選手権の3試合を除きフル出場できる。
1大会の出場選手は、試合の規模や時期によっても異なるが、100~120人程度だ。
永久シード選手+シード選手で51人が決定して、残り約49~69人枠に前年優勝者、準シード(51~55位)、最終QT上位者、主催者推薦の選手が出場権を手にしていく。