イチローは否定も…マリナーズとの生涯契約は“事実上引退”
マリナーズではイチローの数々の実績、将来の米国野球殿堂入りが確実視されることから、球団の象徴として生かす決断をしたのだろう。
■来年3月の日米野球が引退試合に?
今季最後の出場となった2日(同3日)のアスレチックス戦では、節目の試合しか球場に姿を見せない弓子夫人(52)が観戦し、試合後のクラブハウスでは互いに抱擁し、夫人は涙を浮かべていたという。6日(同7日)のエンゼルス・大谷との注目対決も消滅した。
日米合わせて27年間の現役生活に一区切りをつけた形だが、イチローにはまだ大役が残っている。
マリナーズは来年3月20、21日にアスレチックスとの日本開幕戦(東京ドーム)を予定している。7年ぶりとなる凱旋試合は、イチローの引退試合となる可能性もある。イチローの最後の勇姿を見ようと、日本のファンの集客も見込めるだけに、球団としてはビジネス上の思惑もあるとみられる。