互いに故障明け 錦織がジョコ相手に自滅のストレート負け
テニスのマドリード・オープンは7日(日本時間8日未明)、男子シングルス1回戦を行い、世界ランキング20位の錦織圭(28)が元世界1位のノバク・ジョコビッチ(30)と対戦。セットカウント0―2でストレート負けを喫した。
ともに今年1月に故障から復活した両者の直接対決で、先手を取ったのは錦織だった。第1セットの第5ゲームで先にブレークに成功。試合の主導権を掴みかけたが、続く第6ゲームで痛恨のダブルフォールトでブレークバックを許す。第12ゲームで再びサービスを破られて、このセットを落とした。
第2セットも波に乗り切れず、ショットがラインを割るなど、元世界王者を前にミスを連発。第10ゲームは40―15から連続ポイントを許すと、3度のジュースの末、最後は錦織のショットが外れて試合を落とした。
これで錦織は天敵ジョコビッチに対して11連敗。通算2勝12敗となった。相手も故障明けでプレーに精彩を欠きながら、元「ビッグ4」の壁を崩せなかった。
▽錦織の話「大事なポイントを取れなかったのが一番の敗因。レベルが高い選手とやると、自分の物足りないところが浮き彫りになる」