全英OP開幕 ドラマ多く生んだカーヌスティは欧州勢に有利
今年の全英オープン会場は8度目となるスコットランドのカーヌスティ・ゴルフリンクス。全英開催コースの中では最も北部にあって、最も距離が長い7402ヤード(パー71)設定で行われる。
名アマチュアゴルファーで、R&Aのトップを務めたマイケル・ボナラック卿がカーヌスティのことを、「風が吹けば、イギリスで最も難しいコースだ。風が吹かなくても、多分それでもまだ最も難しいコース」と評したのが、このコースのタフさをもっともよく物語っている。
コース内を縦横に流れるクリークやポットバンカー、狭いフェアウエー、そしてブッシュに時折顔をのぞかせる岩。
まさにショットの正確性が要求されるコースといえる。
特に15番からの上がり4ホールは、ドラマチックな展開が予想される。
ここ3大会(1975年、99年、07年)では、全てプレーオフにもつれる混戦となった。
75年大会は全英5勝のトム・ワトソン(当時25歳)が初めて勝った年だった。