全英OP開幕 ドラマ多く生んだカーヌスティは欧州勢に有利
99年大会では最終72ホール目で2位に3打リードしていたJ・バンデベルデ(フランス)がクリークに打ち込み、まさかの「7」。ジャスティン・レナードと地元のポール・ローリーとのプレーオフとなり、その時に世界ランク241位のローリーが優勝している。
07年大会は最終日にセルヒオ・ガルシアがアイルランド出身のパトレイグ・ハリントンに6打リードして発進したが、14番でハリントンがイーグルを取った時点で1打差。
それでもガルシアは残りのホールをパープレーで回れば優勝できたが、結局プレーオフになってハリントンに敗れているのだ。
距離が長いといってもいまのプロにとっては、さほど大きな障害にはならないが、例えば、17番パー4(460ヤード)のようにティーショットをクリークに囲まれた場所に落とすのがベストとされるように、リンクス特有の風の中でショットの正確性が要求される難しさがある。
過去2大会のカーヌスティを見る限り、タフなコンディションやリンクスコースに慣れているヨーロッパ勢がオッズでは有力視されている。