鳩山CCまたも民事再生法申請 預託金問題でメンバー揺れる
実は鳩山カントリークラブ(埼玉)は、今年3月28日に2度目の民事再生法を申請しており、今月9日の再生計画案決定を巡ってメンバーの間で意見が対立している。
コースは関越道・鶴ケ島ICから10キロ、東武東上線・高坂駅からクルマで約10分と都心からのアクセスが良好。マンション分譲大手、大京の系列コースとして1986(昭和61)年に開場し、男子ツアー会場としても知られ人気が高い。1次募集は1300万円(預託金1100万円、入会金200万円)から始まり、最終は3000万円(預託金2800万円、入会金200万円)と高額だった。
ところがバブル崩壊とともに預託金返還に行き詰まり、2004年に1回目の民事再生法を申請して倒産した。
この時は預託金の68.8%をカットし、05年5月に再生計画が認可されている。ちなみに預託金2800万円は873万6000円に、1100万円は343万2000円に減額された。
ただし、計画には10年後(15年5月~)の償還開始が含まれていた。