ラミ監督は窮地…DeNA“横浜回帰”で浮上する次期監督の名前

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 阪神と最下位争いを繰り広げるDeNAは残り15試合を借金10で迎えた。3位の巨人とは1.5ゲーム差。4チームが借金生活で3位でのCS進出は射程圏内だが、打率(.252)、防御率(4.42)、得点(511)はリーグワースト。今季限りで契約が切れるラミレス監督の首筋も寒くなってきた。

 さる12日、南場オーナーは「何か申し上げることでザワつかせたくない」と去就に関して明言を避けたものの、チーム周辺ではすでに複数の次期監督候補の名前が取り沙汰されている。

 ここにきて「横浜回帰」の色を強めている球団は、昨オフに横浜スタジアム竣工40年を記念してレジェンドマッチを開催。往年の大洋・横浜OBに、日本一を果たした98年メンバーの三浦大輔、「大魔神」佐々木主浩、谷繁元信、佐伯貴弘らを集めて試合を行った。今年6月には谷繁と鈴木尚典が試合前にトークショーを行い、今月は三浦、谷繁、佐伯の3人が電車内でのイベントに参加した。

 球界関係者が言う。

「今のDeNAは比較的ファン層が若い。すっかり人気チームになったが、球団は98年の優勝以降に離れていったオールドファンを取り戻したい思惑がある。そこで往年のOBを起用した企画を増やした。この流れが次期監督候補の人選に影響しそうなのです。球団のスペシャルアドバイザーを務め、『将来の監督候補』といわれる三浦への待望論が高まっているし、経験で言えば、2年前まで中日で監督を務めていた谷繁の方が先だという話も聞く」

 来季は「98年のレジェンド」がユニホームを着るのか。

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