親方100人に1時間超つるし上げられた2度の年寄総会の中身

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 直前に弟子の貴公俊による付け人暴行事件が発覚して告発状は取り下げたものの、出した文書はなかったことにはならない。告発状と、告発状を取り下げる旨の書面は内閣府公益認定等委員会に残るだけに、親方衆の怒りは収まらない。告発状の正確な内容が知りたいと要望、次回の年寄総会に持参することになってお開きになった。

 迎えた5月2日、国技館地下の大広間で年寄総会は行われた。

■行為は間違いでも内容は正しい

 貴乃花が告発状のコピーを持参、年寄全員がそれを読んで総会はスタート。正面に年寄5人、その横に貴乃花が座る。最初は正面の年寄、次にそれ以外の親方衆が貴乃花に質問していった。「告発状を出すという行為は我々の生活権を脅かし、侵害することになるのではないか?」「オレたちが路頭に迷ってもいいのか?」「協会を陥れるつもりか?」……。

 これに貴乃花は「告発状を出すという行為が間違っていたので取り下げたが、告発状の内容自体は間違っていない」「協会を陥れるつもりはない」「自分はただ正しいことを伝えたかった」などと答え、「告発状に間違っている点があれば指摘して欲しい。その点について真摯に検討し、回答したい」と言った。

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