世界最強女子高生・阿部詩 強化合宿で「寝技」に手応え
「2020年に向けて本当に大事な一年になる」
8日に公開された柔道日本女子の強化合宿で、阿部詩(18)はこう抱負を語った。昨年の世界選手権52キロ級で初出場初優勝の実力者だ。
国際柔道連盟(IJF)は昨年、寝技から立ち技への移行が可能になるなど複数のルールを変更。これに伴い、寝た状態での防御が従来より重要に。恒例となった日本ブラジリアン柔術連盟の中井会長による指導も、「寝技」に時間が割かれた。
来夏に控える東京五輪を意識し、「気を緩めず、世界選手権を2連覇したい」と話した阿部。「人間的にも柔道的にも成長したい」という意味から、今年のテーマを「成」に掲げた。1年半後に目指す「金」につなぐことができるか。