雄星抜け先発手薄で…西武はドラ1松本航を“腫れもの”扱い

公開日: 更新日:

「すごい気を使っているよ」

 西武のドラ1ルーキー、松本航(22・日体大)に関して、苦笑しながらこう言うのは小野投手コーチだ。

 松本は大学時代、投手ながらチームのキャプテンを務め、その気配りは周囲の大人たちを関心させていたほど。プロ入りして慣れない環境に戸惑い、気疲れしているのかと思ったら、小野コーチがこう続ける。

「気を使っているのはこっち。松本は投げるボールはチームでもトップレベル。ただ、ケガだけが怖い。無理だけは絶対させられないからね。(前日にブルペン入りして)今日もブルペンに入りたかったようだけど、『今日と明日は休め』と言っておいた。いくら力があっても、体力はまだプロのレベルではない。2日間休んで、次のクールからまたギアを上げていけばいい。辻監督も若手にどんどんチャンスを与えていこうというスタンス。あとは我々コーチがうまく気を使いながらやらないと……」

 西武はオフにエースの菊池(マリナーズ)がメジャー移籍。ただでさえ層の薄かった先発ローテが、いよいよスカスカになった。キャンプでも、「即戦力」という評価にたがわぬ投球を見せる松本に対し、コーチ陣が腫れものに触るように扱うのは無理ないか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末