メジャーからは「江川級」と 星稜・奥川に絶賛の声が続々
星稜の林監督は「力強くて速い真っすぐで勝負ができる。性格も非常にいい。注目をされて多くの取材を受ける中で人間的に成長している。黙々と練習に取り組む姿勢は、(教え子の中で)トップレベル。謙虚で聞く耳を持っている。心身の両輪がかみ合っているところが彼の良さ」と手放しの褒めよう。実力だけでなく、性格もいいというから非の打ちどころがない。
近年は巨人もドラフト1位で「甲子園のスター」の指名に踏み切っている。いずれも抽選を外したものの、2017年は清宮(早実、現日本ハム)、18年は根尾(大阪桐蔭、現中日)を1位で入札している。まだ春のセンバツ初戦の段階ながら、奥川は早くもこの条件に当てはまる第1候補に躍り出た。
阪神、巨人だけでなく、メジャーも垂涎の剛腕は28日、習志野(千葉)との2回戦に登板予定。今大会の行方とともに、その進路も注目される。