心技体すべて未熟…松山英樹がマスターズで露呈した限界

公開日: 更新日:

 しかし、昨年はメジャー大会でベスト10フィニッシュはなし(全英は予選落ち)。ツアー優勝も17年WGCブリヂストン招待が最後であり、世界ランクも26位まで落ちた。技術の進歩が止まっているだけでなく、メンタル面も世界で戦うレベルにとうてい及ばない。スコアが悪いとふてくされたような表情で取材に応じる不遜な態度に出ている。

 欧米ツアーのトッププロたちはスイングやショートゲームの指導者を常に求めている。世界ランク2位のD・ジョンソンや同4位のB・ケプカはハーモン親子がついている。ウッズのようにコーチを頻繁に代えるプロもいる。

 松山はピート・コーウェンという有名なコーチに教えを受けることがある。今大会も練習場で助言を受けているが、一年を通してスイングを見てもらう専属コーチやメンタルの指導者はいない。「4大メジャーのすべてに勝ちたい」という目標を掲げているなら、「現状打破」を真剣に考える時期にきているのではないか。

■小暮博則プロがスイングを解説

 レッスンに定評のある小暮博則プロが、ドライバーのミスが多い松山のスイングについてこう解説する。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に