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武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

錦織圭に必要なのは「また次があるさ」の楽な気持ち

公開日: 更新日:

 キング夫人によれば、テニスは〈この一球〉ではなく〈次にも一球〉と言うことになる。この違いはアマチュアとプロの世界観の差だろう。この捉え方の違いにこそ、日本がなかなか乗り越えられない壁があるように思う。錦織は日本人だがアメリカ育ちのプレーヤーで、〈次の一球〉があると考えているはずだ。ただ、見ている日本のファンには〈この一球〉がこびりついている。この際、ハードコートで演じる生き生きした自分を信じ、「また次があるさ」と楽な気分でヨーロッパのシーズンを乗り切るしかない。

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