巨人は“技巧派左腕”が飽和状態…田口麗斗に西武が熱視線
「田口は開幕から1カ月も二軍にいたでしょう。いくつかの球団の関係者が視察していました。特に西武は熱心でした。7月いっぱいが期限のトレードのためでしょう。2年連続2ケタ勝利の実績があり、故障をしているわけでもない。何よりまだ23歳と若い。二軍のジャイアンツ球場では、西武だけでなく、他球団の編成担当者も『間違いなくいい投手。使わないなんてもったいない』と田口が注目を集めていました。問題は原監督が出すかどうかですが……」
巨人は左腕が飽和状態だ。
田口の他に先発ローテにはメルセデス、今村が入っている。救援陣では抑えの中川、高木。それ以外にも、ドラフト1位ルーキー高橋、池田といった同じような技巧派左腕がズラリ。高橋由伸前監督時代は頼りにされた田口も、最近はこの中に埋没しつつあるのが実情だ。
「西武は先発もリリーフも弱い。不調の榎田、故障の内海が二軍調整中。首脳陣はこの2人の左腕をキャリアのある先発として期待していたこともあり、先発ができる左腕は喉から手が出るほど欲しい。西武は打撃のチーム。野手の層は厚く、交換要員になりそうな野手は何人かいそうです」(前出の関係者)
原監督の構想から外れた瞬間、他球団が田口に群がりそうである。