巨人は“技巧派左腕”が飽和状態…田口麗斗に西武が熱視線
巨人は12日の西武戦で打線が9点を奪い快勝。対戦成績を1勝1敗とした。しかし、先発した田口麗斗(23)がピリッとせず、1点リードの四回2死満塁のピンチを招いたところで、マウンドを降りた。四回途中7安打4失点。4回7安打2失点だった前回に続いて、今季2度目の先発も結果は出ず、原監督からは「(味方が)逆転した四回はどんな状況でも0点で帰ってこないと。技術以外の何かが足りない」と苦言を呈された。
2016年に10勝、17年に13勝。この年のオフ、年俸は9000万円に上がったが、18年から苦悩が続く。昨季は2勝8敗、防御率4.80。原監督が復帰した今季は先発ローテーション争いに敗れ、開幕から二軍。5月に中継ぎ要員としてやっと昇格し、この日が2度目の先発マウンドだった。これで防御率は4.88に跳ね上がった。
そんな左腕に熱視線を送る球団があるという。この日対戦した西武である。
西武のチーム総得点は305。打線が12球団トップの破壊力を誇る一方、防御率は4.62で、こちらは12球団ワースト。打高投低が顕著で、補強ポイントは「脆弱過ぎる投手陣」とはっきりしている。さる球界関係者がこう言う。