今季最後の花巻東対決 エ軍大谷が先輩・雄星イジメの安打
花巻東高対決は後輩に軍配が上がった。
エンゼルス・大谷翔平(25)が、マリナーズ・菊池雄星(28)と対戦。両軍による今季最終カードで実現したメジャーでの3度目の直接対決は大谷の3打数1安打1三振ながら、高校の先輩である菊池に“致命傷”を負わせた。
初回、見逃し三振に倒れるなど、2打席凡退で迎えた五回だった。大谷は先頭で打席に立つと、カウント1ストライクから142キロの直球を捉え、左中間フェンス直撃の二塁打を放った。3打席目で攻略した大谷の二塁打を足がかりに、2点を追加して菊池をマウンドから引きずり降ろす。これで、両者の対決は、大谷の7打数3安打の打率4割2分8厘、1本塁打1打点。大谷は七回に2番手右腕スワンソンから中前打を放ち、5打数2安打。4試合ぶり、今季22度目のマルチ安打を記録した。
今季21試合目のマウンドだった菊池は5回を2本塁打含む9安打7失点。6回3失点で4勝目を挙げた6月23日のオリオールズ戦を最後に勝ち星から遠ざかり、7敗目を喫した(防御率5.37)。