渋野日向子メジャーVは「集中力と切り替えの早さ」が勝因
「バーディーを取らなければ」と、10番ではバーディーを決めて試合の流れを引き寄せた。
圧巻は最終18番のバーディーパットです。3パットしても強く打たないと勝てないと、強気のパッティングで7メートルのスライスラインを放り込む勝負強さがあった。
優勝を意識すれば簡単に打てない、18番のドライバー、セカンドショット、パットも完璧でした。
小学生の時のソフトボール経験が生きているでしょう。団体競技ではチームのため、勝つためにどうしたらいいのか学び、周りがよく見えます。
しかしゴルフだけの競技人生だと、自分のことしか考えられず視野が狭くなってしまう。
自分一人だけで戦っているのではない、そんな気持ちがあったはずです。
渋野はメジャー優勝でいきなりスポットライトを浴び、これからストレスを感じることもあります。
メジャーチャンピオンの肩書が重荷になり、スイング、成績、プレー態度、普段の生活までいろんなことを考えだすようになる。