佐々木の韓国戦1回降板は“人災” 首脳陣の起用法に批判噴出
「昨日ブルペンで何度も(肩を)つくり、いつでも行ける状態をつくった。球数も多かったことで、(この日の)試合前のブルペンで中指のマメが再発した。試合前は本人が言わなかったので、わからなかった」
永田監督は「すべては使った私の責任」と話し、マメが潰れても続投させたことについては「なかなか自己主張してこないですが、自己主張してきましたので」と強調した。
本人がマメの悪化を申告しなかったから投げさせたし、志願してきたから続投させたというのだが、それより何より163キロ右腕をベストな状態で送り出せなかったのはどこのだれか。
日本代表はこの日、延長十回タイブレークの末に韓国にサヨナラ負け。1次リーグの成績を持ち越すため2勝2敗の3位タイとなって、決勝進出が難しくなった。勝負事に「たら」や「れば」は禁句だが、仮に首脳陣が佐々木のハンドリングを間違えなければ、あるいは結果は違ったものになっていたかもしれない。
この日が高校生活最後の登板となるであろう佐々木は、「非常に残念です」と言葉を絞り出すように話した。