CS争いでも忖度起用 プロ野球「引退試合」のバカバカしさ

公開日: 更新日:

 秋の風物詩といえる。

 シーズン終盤の恒例行事、引退試合。27日には巨人阿部慎之助日本ハム田中賢介らが現役最後の試合に臨んだ。

 今季ユニホームを脱ぐ選手の中には2人のような一軍レベルもいる一方、構想外の選手も多い。そんな連中がペナントレースのヤマ場で「顔見世興行」をやっているのだ。

 ロッテの福浦は今季一度も出場機会がなく、23日の日本ハム戦で初出場。スタメンで起用されるも、4タコで胴上げされグラウンドを去った。順位が決した後の巨人や日本ハムはともかく、CS進出のかかったロッテに“儀式”をやる余裕があったのかどうか。

 23日の広島中日戦にしてもヒドかった。

 試合開始時点で3位広島と4位中日は1・5ゲーム差。5位阪神も中日とゲーム差なしで、3チームがCS進出の可能性を残していた。そんな勝負どころで本拠地最終戦を迎えた広島は、現役引退を表明していた永川を先発に起用した。先頭打者1人限定が予定だったが、緒方監督は事前に与田監督へこう伝えたという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末