弟弟子の高安に先越された 稀勢の里の“嫁取り”はいつに?
■部屋運営に欠かせない存在
稀勢の里の父の貞彦さんはかつて息子の嫁取りについて、「三歩下がって夫の帰りを待つではないが、出しゃばらない人」と話していた。そんな女性、令和の世の中では絶滅危惧種だ。
「もちろん、結婚しないと独立して部屋を持てないわけじゃないが、部屋の運営におかみは欠かせない。10代で入門してくる弟子の悩みを聞いて相談に乗ってあげたり、時に褒め、時に叱り、実の息子さながらの教育をしなきゃいけない。あるおかみは『弟子が10人いれば、息子が10人いるのと同じ』と話したほどです。さらに後援者や弟子の親などへの対応、連絡などの対外的な仕事もおかみの役割です」(前出のタニマチ筋)
勉強もいいが、嫁取りにも力を入れてほしい……と願っている関係者は多い。