著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

現地“知名度ゼロ”の南野 キルギス戦は「結果にこだわる」

公開日: 更新日:

 正門に到着するや否や手袋を落としてしまい、早速新品を物色。値切りに値切って180ソム(約200円)で首尾よく購入した。こうしたコミュニケーションが市場の醍醐味。その後、美人店員が営むナッツ売り場でアーモンドなどを買い、つまみ用のサラミとチーズとパンも手に入れた。

 イスラム教徒が90%以上を占めるキルギスの女性たちは写真を撮られることを嫌う傾向が強く、なかなか笑顔を撮らせてもらえなくて苦労したが、その慎ましさがこの国ならではの魅力かもしれない。

 帰りのタクシー運転手は英語堪能な若者だった。「サッカーを見に来たのか」と話しかけられたので「日本の選手で知っている人間はいるか」と逆質問。彼は「ホンダとカガワ」と即答しながら「それ以外は知らない」と言った。

 前日の日本代表練習場でも「クボ(久保建英=マジョルカ)はいるのか?」と聞かれたが、どうやら今はこの3人が知名度トップ3のようだ。

「ヨシダ(吉田麻也=サウサンプトン)やサカイ(酒井宏樹=マルセイユ)を知っている」というサッカー少年も現れたが、それもかなり稀有な例。森保ジャパン三銃士と言われる中島翔哉(ポルト)・南野、堂安律(PSV)の名前を挙げる人は、残念ながら皆無。彼らがアジアを席巻するスターにのし上がるためにはより華々しい活躍が必要なようだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」