著者のコラム一覧
山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

虎・梅野の報道に疑問 捕手が全試合出場することの危険性

公開日: 更新日:

 阪神の正捕手といえば梅野隆太郎、そうすっかり定着した感がある。

 なにしろ、プロ6年目の昨季は2年連続でゴールデングラブ賞に輝き、2度目となるオールスターにも出場。4月にはサイクル安打も達成し、シーズン123補殺という日本記録も打ち立てた。これはもうリーグを代表する捕手になったと言ってもいいのではないか。今や虎の選手会長であり、年俸もついに1億円(推定)の大台に到達した。

 阪神では2012年に引退した城島健司を最後に、長らく正捕手不在が叫ばれてきた。その城島の前の正捕手といえば現監督の矢野燿大が長く務めていたが、思えば2人とも他球団からの移籍組で、生え抜きの正捕手となると90年代の山田勝彦や関川浩一、いや80年代の木戸克彦以来なかなか現れなかった。

 だから、生え抜きの梅野がここまでたくましく成長するとは、虎党として感慨深い。今は強肩や捕球技術など守備面の評価が目立っているが、大学時代の梅野はパンチ力のある打撃が売りの攻撃型捕手という評価だったから、今後は打撃面でも飛躍を期待したい。個人的には15本前後の本塁打が見込める長打力の持ち主だと思っている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ吉井監督が佐々木朗希、ローテ再編構想を語る「今となっては彼に思うところはないけども…」

  2. 2

    20代女子の「ホテル暮らし」1年間の支出報告…賃貸の家賃と比較してどうなった?

  3. 3

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 4

    「フジ日枝案件」と物議、小池都知事肝いりの巨大噴水が“汚水”散布危機…大腸菌数が基準の最大27倍!

  5. 5

    “ホテル暮らし歴半年”20代女子はどう断捨離した? 家財道具はスーツケース2個分

  1. 6

    「ホテルで1人暮らし」意外なルールとトラブル 部屋に彼氏が遊びに来てもOKなの?

  2. 7

    TKO木下隆行が性加害を正式謝罪も…“ペットボトルキャラで復活”を後押ししてきたテレビ局の異常

  3. 8

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  4. 9

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  5. 10

    松たか子と"18歳差共演"SixTONES松村北斗の評価爆騰がり 映画『ファーストキス 1ST KISS』興収14億円予想のヒット