新型コロナで力士も外出自粛…「荒れる春場所」に拍車の声

公開日: 更新日:

 8日初日の3月場所(大阪)は、通称「荒れる春場所」と言われている。寒暖の差が激しく、体調を崩す力士が多いため、番狂わせも起きやすいということだ。

 その荒れる場所がさらに荒れそうな気配を漂わせている。新型コロナウイルスの影響で無観客が決定。力士を含めた協会員に「不要不急の外出自粛」要請が通達された。

 稽古に集中できるという意味では外出禁止はプラスになっても、“ツラ相撲”の力士はその限りじゃない。

「たとえば3連勝のあとに4連敗。白星も黒星も連なるから、ツラ相撲という。このタイプの力士に総じて言えるのは、気持ちの切り替えがヘタなこと。勝っている間は波に乗れても、一度負け出すと黒星を引きずりやすい。そんなとき、外出が何よりの気分転換になる。飲み食いでも女遊びでもいい。とにかく気持ちを切り替えるきっかけが欲しい。ところが、大阪では宿舎に閉じこもらなきゃいけないときた。これでは気分転換どころか、余計にメンタル面が悪化しかねない」(ある親方)

 大関とりを狙う朝乃山(26)は3日、時津風部屋に出稽古に赴き、正代ら相手に汗を流した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ吉井監督が佐々木朗希、ローテ再編構想を語る「今となっては彼に思うところはないけども…」

  2. 2

    20代女子の「ホテル暮らし」1年間の支出報告…賃貸の家賃と比較してどうなった?

  3. 3

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 4

    「フジ日枝案件」と物議、小池都知事肝いりの巨大噴水が“汚水”散布危機…大腸菌数が基準の最大27倍!

  5. 5

    “ホテル暮らし歴半年”20代女子はどう断捨離した? 家財道具はスーツケース2個分

  1. 6

    「ホテルで1人暮らし」意外なルールとトラブル 部屋に彼氏が遊びに来てもOKなの?

  2. 7

    TKO木下隆行が性加害を正式謝罪も…“ペットボトルキャラで復活”を後押ししてきたテレビ局の異常

  3. 8

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  4. 9

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  5. 10

    松たか子と"18歳差共演"SixTONES松村北斗の評価爆騰がり 映画『ファーストキス 1ST KISS』興収14億円予想のヒット