日本悲願のティア1入りも…“ワンチーム”継続はWR会長次第

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 従来は、一度、ナショナルチームに選ばれた選手は、他国の代表になれない規定があった。同会長は規定を改変して母国に加え、祖父や祖母にまで遡ってルーツのある国まで選択肢として認める方針を示している。

 この改革が実行されれば、最も痛手なのは多くの外国人選手が代表に名を連ねる日本だ。15年W杯メンバーをはじめ、日本国籍取得済みの選手であっても、母国での代表入りは可能となるためだ。

 すでに南半球最高峰リーグのスーパーラグビー(SR)に日本から参戦していたサンウルブズは今年を最後に除外が決定。TLに所属する外国人選手は、SRに活躍の場を求めるのは必至だ。

 SRで結果を残した選手は、母国を含めた他国の代表入りを選択する可能性も出てくるだろう。

 海外出身の選手を補強できず、純血のみの編成を強いられたら日本代表は弱体化しかねない。

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