西武今井 6回途中7失点KOで露呈…体力より“野球脳”に課題

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 まるで昨季の焼き直しのようなKOだった。

 24日、西武4年目の今井(22)がソフトバンク戦に先発。初回に上林の3ランなどで4点を失うと、6回には今宮に3ランを浴び、さらにバレンティンに2塁打を打たれて降板。5回2/3、12安打2本塁打3四球、7失点という散々な今季初登板となった。

 今井は今春のキャンプ中、日刊ゲンダイに「昨季の収穫と課題」として、以下のように話していた。

「去年1年、ほぼローテで回ったけど、発熱や腰痛があって完全に先発ローテを守り抜くことができなかった。体力的にしんどかったです。その意味で、今季はコンディション作りや練習量の確保などが課題。1年間ローテを守り抜いて、規定投球回数をクリアすること。まずはそこからです」

 昨季は自身最多となる23試合に登板(先発は22試合)。先発で初めて20試合以上に投げた。調整や体調管理で未経験の部分があったのは確かだろう。それだけに今季は真価が問われる年。体力不足が言い訳にならないことは、今井本人も承知している。

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