再始動ヤンキース田中 レッドソックス戦に数々の不安要素
ヤンキース・田中将大(31)が、レギュラーシーズン開幕(23日か24日)に向けて動き始めた。
ヤンキースのブーン監督が1日(日本時間2日)に電話会見、田中について「既にニューヨーク入りし、(新型コロナウイルスの)検査を受け終わった。準備ができている先発投手の一人だ」と話した。チームは4日に本拠地ヤンキースタジアムで再始動し、田中も初日から参加する見込みだ。
田中は、オフに総額約356億円でFA移籍した右腕コール(前アストロズ)に次ぐローテの2番手を務める。7年契約が満了する今季終了後にはFAになるだけに、結果を残さなければならないが、ア・リーグ東地区のライバルが最大の壁として立ちはだかる。田中は宿敵のレッドソックス打線を苦手にしているからだ。
対レッドソックス戦は昨季までの6年間で21試合に登板して2完封を含む8勝5敗と勝ち越してはいるものの、防御率5・76。昨年6月、ロンドンでの対戦では初回に4安打6失点と炎上、わずか3分の2回でKOされた。
敵地フェンウェイパークとの相性も悪く、通算11試合で4勝3敗ながら、防御率5・74と打ち込まれている。