阪神藤浪を殺す梅野の怯懦 巨人相手に5回まで1失点も3連敗

公開日: 更新日:

 前回登板したヤクルト戦で、唯一スタメンだった右打者の西田に対しても、藤浪は一球も内角に投げていなかった。

「そういうデータは坂本と岡本の頭に入っていたでしょうね。岡本の適時打は初球の157キロを思い切り踏み込んでライトへ流し打ったもの。まるで、勝負どころでは右打者のインコースには投げられないと見透かしていたかのようでした。それが藤浪のトラウマかイップスだとしても、そこを避けたままでは、選手生命が終わってしまう。捕手の梅野まで右打者への死球を怖がって外一辺倒の配球をしていては、結果的に藤浪に勝ちはついてきません」(高橋氏)

 独走態勢を築きつつある敵将・巨人の原監督は「安定感がありましたね。非常に手ごわい投手が戻ってきたなという感じ」と藤浪を称したが、リップサービスの意味合いが強いかもしれない。

 剛速球の死球を怖がったのは、巨人打線より藤浪と梅野だったという皮肉。「右打者への内角」を克服しない限り、いくら好投を続けても、宿敵巨人は永遠に倒せない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」