快投の西武・高橋は“おっとり気質”…指揮官の喝が成長の薬

公開日: 更新日:

 六回まで二塁ベースすら踏ませなかった。

 西武の高橋光成(23)が1日、7回1安打無失点の好投。七回に、安田に中前打を打たれるまではノーヒットノーランという快投っぷりだ。

 前回、8月25日は6回3失点で負け投手。クオリティースタート(QS)だけに、援護に恵まれなかったようにも見える。高橋自身も「最低限の仕事はできた」と話していた。

 しかし、辻監督は「QS? そんなのは関係ない。カードの頭を任せているんだから、初回、二回に失点では厳しい」と話していた。事実、この試合はヨーイドンで1失点、二回も2失点。打線を意気消沈させたことは想像に難くない。

 高橋は前橋育英(群馬)出身。2013年夏は同校の初出場初優勝の原動力になった。とはいえ、前橋育英は野球塾まがいの強豪校とは異なり、地元出身選手を中心にのびのびとやらせる校風。高橋自身もどちらかといえばガツガツしていない、おっとりした気質だ。だからこそ「最低限の仕事はできた」なんて言っているのだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」