広島・大盛は“練習の虫”学生時代は黙々とバットを振る日々

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■「俺は勝ちてえんだ!」と声を荒げ

 静岡産業大では1年時から外野手としてレギュラーを獲得。キャプテンを務めた4年時は春と秋でベストナインに選ばれた。同年秋に広島から育成1位として同大初のドラフト指名を受けて入団。大盛の活躍を間近で見守ってきた同大野球部の萩原輝久監督はこう語る。

「口数は少なく、自分が率先して態度で示していくキャプテンでした。ですが、4年の春シーズン前のオープン戦で、東京の強豪校に大敗した時のことです。チームから悔しさや危機感が感じられなく、これはマズイと大盛にミーティングを任せました。すると、それまで見せたこともない形相で『俺は勝ちてえんだ!』と声を荒らげてメンバーに活を入れた。驚きましたよ。これほどに強い思いがあったんだと。だから誰よりも熱心に練習をしていたんですね。そういえば、昨オフに会ったら『広島の練習はキツイ』と言っていましたが、生き生きとしていましたよ。気質はチームに合っているようです」

 昨季は二軍戦でチーム最多の109試合に出場し、オフに支配下登録された。今季は7月下旬から代打要員として一軍デビュー。9月3日の中日戦で「1番・中堅」で初スタメンに選ばれた。28日現在、44試合に出場して75打数25安打、打率・333。

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