原巨人はDeNAソトも取り逃がす 補強“3連敗”スタートの不吉
それでも移籍は実現しなかった。この関係者が続ける。
「最近の巨人は補強の際、以前のようにベラボーに札束を積まない。さらに提示する条件面もかなりシビアになっているそうです。外国人選手をはじめとした複数年契約にはかなり慎重。今年在籍した助っ人では、韓国リーグ17勝のサンチェスとは特別に2年契約を結んだが、メジャーの大物・パーラでさえ1年契約だった。FA組では年俸3億円の5年契約がまだ残る陽岱鋼の破格の契約が球団内で問題視されている。3年契約が切れた野上もしかり。ソトについては3年という年数に負けた可能性があります」
5年契約2年目を終えた丸は別格だが、ほとんど戦力にならないFA組の影響で、球団が大型契約に慎重になり、相手側に足元をみられる悪循環に陥っているという。巨人は史上初の2年連続日本シリーズ4連敗の屈辱にまみれ、今オフの補強は急務。これから幕を開けるFA市場で獲得を目指すDeNA・梶谷、井納の両取りも不透明といえそうだ。