C・ロナウド圧勝しメッシは沈黙 欧州CLユベントス首位通禍
もし「11月25日に60歳で亡くなった元アルゼンチン代表<神の子>マラドーナの後継者を決める試合」だった場合――。
ポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウドの圧倒的勝利に終わったと言っていい。
欧州CLで超大物選手同士のマッチアップが2年半ぶりに実現した。
日本時間9日午前5時キックオフのユベントス(イタリア)VSバルセロナ(スペイン)。ユーべ所属のクリロナ。バルサ所属のアルゼンチン代表メッシ。両雄が顔を合わせたのは、クリロナがスペインのレアル・マドリードから2018年7月にユーベに移籍する前の5月のスペインリーグ以来、CLでは10―11年シーズン準決勝以来、実に9年ぶりのことである。
後継者争いは前半13分の段階でクリロナに軍配が上がった格好だ。相手ペナルティーエリア内で突破を図ったクリロナがファウルを誘発してPKを獲得。これを自らゴール中央に蹴り込んで先制ゴールを決めた。
ユーべの2点目は、クリロナの<存在感>が好アシストだ。同20分にユーベMFマッケニーが右サイドに展開。MFラムジーと並んで相手PA内に侵入した。右MFクアドラードがクロス。バルサのCB2人は、ニアサイドのクリロナに気を取られてゴール正面をガラ空きにしてしまい、完全フリーのマッケニーがジャンピングボレーシュートを豪快に叩き込んだ。