川相氏もなぜ「臨時コーチ」か? 阪神招聘の魂胆と本気度

公開日: 更新日:

 久慈、藤本、筒井の3コーチを残留させ、久慈コーチは「バント担当」、筒井コーチには「分析担当」の新たな肩書を付けた。

「いかにも場当たり的だ」とは、前出の関係者。

「3コーチを残留させるだけではファンが納得しない。肩書を付けることで批判をかわしたいのだろう。藤原オーナーが社長を兼務するのも似たような構図ではないか。今年3月に藤浪らが『コロナ合コン』で世間を騒がせ、シーズン中に複数の選手が内規違反の外食をした。親会社である阪急阪神ホールディングスの角会長が球団の管理責任を問い、揚塩球団社長が辞任に追い込まれた。阪神は世間と角会長に対するエクスキューズが必要だったのです。オーナーが社長を兼務すれば、管理に力を入れているようにも見えます」

 要するに、阪神がやっていることは、失敗した時に批判をかわすための「アリバイづくり」ではないか。これではいくら補強にカネをかけたところで、チームが強くなるとは思えないが……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド