北京で連覇狙う小平が今季自己最速V コロナ禍で復調の兆し
全日本選抜スピードスケート競技会長野大会第1日(11日=長野市エムウエーブ)は、女子500メートルで小平奈緒(34)が、今季自己最高の37秒67で優勝した。
2018年平昌五輪の同種目金、1000メートル銀で日本中を沸かせた女王も、昨年11月の全日本選抜帯広大会500メートルで5年ぶりの敗戦。感覚のズレなどを感じ、シーズン中ではあったが12月から体をリセットし、フォーム改造に取り組んできた。日本スケート連盟はコロナの感染拡大により、11日からオランダで行われている世界選手権に日本選手の派遣を見送った。大舞台へ向けての調整が必要なくなり、新フォーム会得の成果が出てきたのだろう。
連覇を狙う北京五輪は1年後。コロナのおかげで国際大会の転戦は厳しいものの、今は国内で調子を上げていくしかない。