メジャー監督の再就職事情…最多は他球団のベンチコーチ
メジャーの大物監督が大学野球を率いるケースも出始めている。エリック・ウェッジはメジャーで10シーズン采配を振り、インディアンス時代の07年にはア・リーグの最優秀監督に選出された。マリナーズの監督を3年務めた後、大学野球に転じ、強豪ウィチタ州立大の監督に就任した。ホワイトソックスとメッツで9シーズン監督を務めたジェリー・マニュエルも最優秀監督に選出された大物だが、大学野球の指導者に転じ、現在はウィリアム・ジェサップ大学に新設された野球チームの監督兼運営責任者を務めている。
逆に減っているのは他球団の監督に横滑りするケースだ。最近は実績のあるベテランより、データ分析力のある未経験者を監督に据える球団が多くなり、この2年間で解雇された13人のうち他球団に移ったケースは2つしかない(エンゼルスのマドン監督とジャイアンツのキャプラー監督)。以前はメジャー球団の監督を解雇された後、他球団で3Aの監督を務めるケースもよくあったが最近は皆無になった。