V3王者巨人に“蟻の2穴” FA井納は頭部裂傷、坂本は腰痛再発
主将の坂本勇人(32)も14日に腰の張りを訴え、阪神戦を欠場。15日に帰京していた。高橋氏が続ける。
■坂本は代わりの利かない選手
「今の巨人では、坂本だけが代わりの利かない選手。坂本が中心にいるから、岡本や丸が生きる。このチームは、坂本ありきです。『腰』はレギュラーに定着した2008年ごろからの持病だった。腰痛のために何試合か欠場する年(09年)があったり、大事なCS(10年)を欠場したこともあった。あれからアーリーワークなどで徹底的に体幹を鍛え、大黒柱に成長したが、腰痛の再発だけは避けたかったはず。足などの故障は治っても、腰痛は完治しないからです。腰は体の中心で、全ての動作に関わってくる重要な箇所。ここを痛めると、打ち込みをはじめ、走ることもままならず、体力が落ちることがネック。今年は五輪もあるため、フル回転を強いられるでしょう。長期離脱だけは避けないといけない。今年は様子を見ながら、休みながら、試合に出場することになるのではないか」
原監督は坂本が消えることを恐れている。だから、ここ数年はコンバートの必要性を語りながら、なかなか後継者を見つけられず、若手も育てられなかった。問題をズルズルと先延ばしにした代償を払わされる年になるかもしれない。