菅野「右ひじ違和感」で降板 巨人は先発も“緊急事態宣言”

四回を投げ終え、ベンチに引き揚げる菅野だったが…（Ｃ）共同通信社

　巨人のチーム防御率はリーグ３位の3.23だが、リリーフ陣だけでなく、先発ローテーションも苦しい。さる球界関係者がこう言った。

「『先発６番目の男』の高橋が開幕から５戦でリーグトップタイの５勝。防御率も同トップの1.71というのは、原監督にとってはうれしい誤算でしょう。ただ、菅野と『３本柱』を形成するはずだった戸郷、サンチェスもすでに抹消を経験。開幕から１カ月余りでローテを守っているのは、高橋と今村の左腕２人だけというのは想定外でしょう。桑田補佐が開幕前に投手陣に『135球で完投』指令を出していたが、ここまで先発投手の平均投球回数は６回ちょっと。菅野が再び戦線離脱するようなら、投壊の危機に陥るかもしれません」

　巨人を支えてきた絶対的エースだけに、状態が心配される。