プロ3年目に先発転向した山本由伸の内に秘める“芯の強さ”
ある先発登板日に声をかけると、「監督、今日はしっかり抑えますから、(試合中)寝ていても大丈夫ですよ」とケロッと言ってのけたことがある。なかなか言えるものではないけれど、頼もしく感じたものだった。
昨季は最多奪三振のタイトルを獲得し、今季もエースとしてリーグトップの防御率2・08、リーグ2位の6勝をマークしている(6月14日現在)。投手としてさらなる高みを目指す上でも、これまで同様に「攻める気持ち」を忘れず、投げ続けてほしいと思う。 (つづく)