オリ山本に今オフ「ポスティング」構想 菅野より注目度大
巨人の菅野智之(31)とオリックスの山本由伸(22)が12日のオープン戦で投げ合った。
菅野は5回75球を投げて3安打無失点。山本は8回93球で3安打1失点と、共に万全の仕上がりを見せた。4年連続で通算7度目の菅野に対し、山本は初の開幕投手が内定している。
侍ジャパンの稲葉監督は、経験豊富な菅野はもちろん、山本のことを「モノが違う」と高く評価している。今夏の東京五輪ではダブルエースとなり得る。そんな2人には、メジャー球団も熱視線を送っている。
昨オフにポスティングシステムを利用したメジャー移籍を狙った菅野は、納得いく契約を引き出せず、巨人残留を決めた。ただし、今オフの再挑戦を示唆しているため、メジャー関係者はマークを続けるようだ。某メジャー球団スカウトがこう明かす。
「今注目している日本球界の主な投手は、菅野、28歳・千賀(ソフトバンク)、それと高卒5年目の山本の3人。山本はスポーツ紙のインタビューでメジャー志向を公言している。最速158キロの速球に150キロ近いフォーク、カットボールも150キロを超える。落差の大きい“お化けカーブ”など、とにかくポテンシャルが高い。菅野、千賀よりだいぶ若いのが魅力です」