【野球】柳田のケガで露呈したディフェンスの泣きどころ…偏った人選であちこち本職消滅の危機!
さる球界関係者がこう言った。
■中堅手1人、三塁手1人、一塁手ゼロ…
「外野のメンバーで、昨年のゴールデングラブ賞を取ったのは、柳田と鈴木誠の2人だけ。残りの吉田正(オリックス)、栗原(ソフトバンク)、近藤の3人は打撃優先で、どちらかといえば守備に難がある。五輪は24人と他の国際大会より少ないため、稲葉監督が複数のポジションを守れるユーティリティー性を重視。元捕手で内野も守れる栗原らを選んだことで、センターの本職が1人だけという偏った選考になってしまったのです」
手薄なのは中堅手だけではない。三塁手も守備に不安がある村上(ヤクルト)しかおらず、遊撃の源田(西武)、外野の栗原らでカバーする。一塁手に至っては本職はゼロ。共に二塁手の浅村(楽天)、山田(ヤクルト)、さらに栗原らが守る計算を立てているが、柳田のように村上までケガをしたら、三塁手も本職が消えることになる。
にわかにバタバタし始めた侍ジャパン。悲願の「金」メダルへ、いびつな選手構成が、「アリの一穴」になる可能性はある。