雨でぐちゃぐちゃになった甲子園でのプレーは評価の対象にならない

内野ゴロが止まるほど（Ｃ）日刊ゲンダイ

　大阪桐蔭（大阪）が東海大菅生（西東京）に降雨コールドで勝った17日の試合後のこと。ウチの球団はホテルでスカウト同士が簡単な会議をやった。会議といっても、３、４人のちょっとした雑談のようなものだ。

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■プロ注目の選手が何人も登場したが

「大阪桐蔭も東海大菅生も、エースはウチのリストに載ってる。２人をどう見た？」

「大阪桐蔭の松浦慶斗と東海大菅生の本田峻也、両左腕のことだよな」

「松浦ってのは、もう少し、スピードが出ると思ったんだが」

「ウチのスピードガンではストレートが140キロに満たなかったしな」

「打つ方はどうよ。大阪桐蔭は藤原夏暉、花田旭、前田健伸の３年生３人がホームランを打った。遊撃を守った藤原は確か、ウチのリストにも載ってた選手だよな」