アーチェリー男子個人・団体「銅」古川高晴<1>予選Rは最悪の滑り出し 原因不明の不調でパニックに
「普段なら、矢を放った瞬間、感覚的に『あ、9点だな』と、その点数が分かります。それなのにこの日は、7点でも10点でも、まったく同じ感覚だったんです。どこが悪いのか、どう修正したらいいのか、それが分からない。焦りが募りに募り、パニックになっていました」
原因は緊張によるものではない。大会開催前の1カ月間が古川を狂わせていたのだ。(つづく)