サイバーA傘下「プロレスリング・ノア」50代レスラーの老獪な闘いが面白い!

公開日: 更新日:

 老獪さでいえば、50代レスラーで唯一「N-1」決勝トーナメントに進出した船木誠勝(52)も負けていない。新日本プロレス、UWF、藤原組を経て、パンクラス立ち上げ。00年のヒクソン・グレイシー戦に敗北し31歳で現役引退。09年以降プロレスのリングを主戦場に活躍している船木は、現在もヒクソンと闘っていたころと遜色のない体型を維持し、得意の打撃やグラウンドで熟練の試合を披露している。決勝トーナメント準決勝で激突する、前年覇者で強力な蹴りが武器の中嶋勝彦とのカードはベストバウト必至だろう。

昭和や平成の香りがするプロレス

「N-1」には、ほかにも齋藤彰俊(56)、ケンドー・カシン(53)、桜庭和志(52)、杉浦貴(51)、藤田和之(50)、アラフィフの田中将斗(48)といった出身団体やファイトスタイルの異なる面々がエントリー。決勝リーグ進出は逃したものの、桜庭対田中をはじめ、斎藤対船木、船木対藤田など、異色の組み合わせのベテラン同士が繰り広げる味わい深いプロレスも堪能できる。


 彼らの現在の年齢は、「明るく楽しく激しいプロレス」がキャッチフレーズだった全日マットで、90年代に「明るく楽しい」プロレスを展開していた大熊元司、ラッシャー木村、永源遥ら当時の悪役商会のメンバーとほぼ同じというから不思議だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  2. 2

    小泉進次郎氏「コメ大臣」就任で露呈…妻・滝川クリステルの致命的な“同性ウケ”の悪さ

  3. 3

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  4. 4

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  5. 5

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  1. 6

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  2. 7

    関西の無名大学が快進撃! 10年で「定員390人→1400人超」と規模拡大のワケ

  3. 8

    相撲は横綱だけにあらず…次期大関はアラサー三役陣「霧・栄・若」か、若手有望株「青・桜」か?

  4. 9

    「進次郎構文」コメ担当大臣就任で早くも炸裂…農水省職員「君は改革派? 保守派?」と聞かれ困惑

  5. 10

    “虫の王国”夢洲の生態系を大阪万博が破壊した…蚊に似たユスリカ大量発生の理由