サイバーA傘下「プロレスリング・ノア」50代レスラーの老獪な闘いが面白い!
50代が幅を利かせるノアのリングに、若手も黙ってはいない。
<なんだよこの高齢化したリーグ戦。こんな老人ホーム化したリーグ戦でノアの未来見えんのか>
こう皮肉を放つ拳王とともに「N-1」決勝リーグに進出した清宮、中島、北宮といった若手実力派とベテランの闘いが、ノアのマットでいい具合に化学変化を起こしているのは確かで、ベテラン勢が若手を翻弄する姿は見ていて痛快だ。
武藤、丸藤らのチーム「エムズ・アライアンス」のメンバーで、プロレスフリークの松井珠理奈が「N-1」の番組で「今好きな人だけでなく、昔から好きな人も楽しめる」と話したように、実際、今どきのプロレスに物足りなさを感じていたファンが、<昭和、平成の香りがする>とノアマットを見始めているとも伝え聞く。
ここ数年、ブシロード傘下の最大手・新日本を除く、中小プロレス団体の経営はコロナ禍で不安定さが増していたようだが、資本力のあるサイバーエージェント傘下に入ったことで団体運営は安定し、さらに進化していくことが期待できる。