中日に「立浪新監督」急浮上もくすぶる懸念…来季は誰になろうが与田氏はクビが妥当
その一方で、このOBは、「来季の監督が誰になるにせよ、与田監督は退任すべき」と指摘する。
今季のチーム防御率はリーグトップの3.19。広い本拠地バンテリンドームでの試合では防御率2.48を誇るものの、ビジターでは3.99と極端に悪化する。この日、甲子園で阪神に3タテを食らったように、貧打も重なりビジターでは19勝39敗6分けと大きく負け越している。
■采配に疑問符
「采配も問題」とは、前出のOB。
「昨年7月のヤクルト戦では、1点を追う延長十回満塁のサヨナラの好機に、九回で野手を使い切ってしまったため、投手の三ツ間を代打起用し敗戦。これがやり玉に挙がった。今季も先制された試合は1勝8敗2分けとサッパリだし、9月7日の広島戦では7―3から逆転サヨナラ負けするなど、勝てた試合の取りこぼしも目立つ。この3年、監督、コーチ陣がベンチでバタバタする光景は珍しくなかったといいます。負けるとベンチのムードが暗くなりがちですが、特に打撃部門で活気をもたらすためにも、時に選手を鼓舞したり叱ったり、『嫌われ役』もいとわない指導者が不可欠です」