就職を考えていた小川一平に大学進学を決断させた恩師の“寝技”
1年目の昨季は21試合登板で防御率4・71。150キロ超の直球を武器に飛躍が期待された今季はキャンプから結果を出せず、二軍暮らしが続いた。
が、8月末に今季2度目の一軍昇格を果たすと、ブルペンの貴重な戦力に。2番手で登板した9月8日にプロ初勝利を挙げ、矢野燿大監督は「今の一平なら、どの場面でいってもいいかな」と、勝利の方程式入りも検討された。
苦労人の剛腕が日本一へのキーマンになる。
▽小川一平(おがわ・いっぺい) 1997年6月3日、神奈川県逗子市生まれ。横須賀工高から熊本県の東海大学九州キャンパスに進学。2019年ドラフト6位で入団。文字のうまさに定評がある。身長183センチ、体重82キロ。右投げ右打ち。