大阪国際女子マラソン担当者を直撃「感染爆発の市街でホントに開催するんですか?」

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「今後どうなるかわはわかりませんが、現状、国や府、市から中止の要請がなければ開催します」

■「中止を考える、決める基準はあるのか」

 そこで同日午後、スポーツイベントを担当する大阪市の経済戦略局スポーツ部スポーツ課に「大阪の感染状況も悪化の一途です。大阪国際女子マラソンの大会事務局はこう言ってますが、市がスポーツイベントの中止を決める基準はあるのか」と訊ねると、担当者はこう説明した。

「まん延防止等重点措置や緊急事態宣言などが決まると、大阪府の新型コロナウイルス対策本部専門家会議が行われ、各市町村に通知がきます。そこにイベントや飲食に関して明記されてある。イベントの中止が書いてなければ、市から止めてくださいとは言えない。大会で決まっている感染対策のガイドラインを徹底して行ってくださいということになります」

 昨年は緊急事態宣言下ということもあり、無観客の長居公園内を周回する異例の大会となった。現在コロナ感染の主流となっているオミクロン株の感染力は旧株の3倍ともいわれている。吉村洋文知事はこの日、「大規模医療療養センターを1週間以内に開設したい」と語ったが、今のところマラソンまで頭が回らないのか。

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